9月も終わりに近づき、やっと涼しくなってきたので、エアコンを使用する頻度も減ってきました。
30歳の夏、初めて知ったことがあります。
それは、エアコンの機能にある冷房とドライの違いです。
よっぽど古いエアコンでなければ、ドライ機能がついていますが、実は去年まで一度も使ったことがなかったんです。ドライの意味がわからなかったから(笑)
冷房とドライをうまく使い分けられれば、快適な空間を作り、なお電気代も節約できるので、ぜひドライについて知って頂きたいです。
要点だけ簡単に説明しますので、ドライを活用していない方は読んでみてください。
冷房とドライの違い
冷房は説明するまでもなく、部屋の中を涼しくする機能ですね。
それに対してドライは部屋の中の湿度を下げる機能です。湿度が上がると体がベタベタしていたり、たいして気温は高くないはずなのに暑く感じ、不快指数が高いです。
その時に役にたつのがドライ(除湿)機能。部屋の湿度を下げ、不快な環境を改善してくれます。
ドライ機能は、通常のエアコンでは「弱冷房除湿」とよばれ、弱い冷房+除湿で稼働しています。リモコンのボタンでドライと表示されているのが「弱冷房除湿」です。
最近のちょっと良いエアコンだと、同じドライでも「再熱除湿」とよばれる機能がついています。「再熱除湿」は除湿だけで温度はほとんど下げません。
簡単にまとめると、
冷房 | 温度を下げる |
弱冷房除湿 | 温度を少し下げながら除湿 |
再熱除湿 | 温度をほとんど下げないで除湿 |
では、どうやって使いわけたら良いのだろうか?
冷房とドライの使い分け方

冷房は部屋の温度を下げる、ドライは湿度を下げる、というのはわかりました。
でも実際のところ、部屋の湿度がどんなもんかというのはよくわからないですよね?
あまり難しく考えても迷うだけなので、だいたいの判断基準をお教えします。
人によって若干違いがあると思いますが、快適な室内温度を28度前後だとします。
パターン① 外の気温が33度とか35度とかすごく暑い場合
迷わず冷房機能を使いましょう。設定温度は26度~27度位で。
パターン② 外の気温は30度位でそこまで暑くないはずなのに部屋の中は暑い場合
これはほぼ間違いなく湿度のせいなので、ドライ(弱冷房除湿)を使って温度を少し下げながら湿度を取り除きましょう。
パターン③ 外の気温は28度位で暑くないのに、部屋の中はなんか不快指数が高い場合
これも湿度が高いことが原因なので、再熱除湿を使いましょう。温度をほとんど下げないで湿度だけを取り除いてくれます。
簡単にまとめると、
冷房 | 外が暑い時(真夏日) |
ドライ(弱冷房除湿) | 外がまあまあ暑い時(8・9月のたまに涼しい時) |
再熱除湿 | 外があまり暑くない時(梅雨など) |
とりあえず冷房つけとけばいいっしょ、って思ってる方もいるかもしれませんが、25度とか25度とかで設定しているのに涼しくならない時ってないですか?
それは、外はあまり暑くないけど、部屋の中は湿度が高いせいで暑く感じる時です。
この場合は冷房では効き目は低いですが、ドライを使うと効果がテキメンです!
また、外が暑くて冷房でガンガン冷やしてのはいいけど、寒くなってしまった場合は、冷房をドライに切り替えると快適な温度を保ってくれます。
冷房とドライ、電気代が高いのはどっち?
ドライは電気代は高い、って思っていませんか?
今年私に、ドライを使うと涼しくなる時があるよって教えてくれた人もそうでしたが、冷房よりもドライの方が電気代が高いと思っている人が多いです。
しかし、それは間違いです。
ドライ(弱冷房除湿)よりも冷房のほうが電気代が高いのです。
例えば、冷房の電気代を100円だとした場合、
冷房 | 100円 |
ドライ(弱冷房除湿) | 40円 |
ドライ(再熱除湿) | 130円 |
これはある大手電機メーカーが例に出した金額を100円で換算したものです。
情報によって若干ばらつきがありますが、冷房に対してドライ(弱冷房除湿)は半額前後です。
ドライのほうが高いという認識は、再熱除湿機能のことを指しているのかもしれません。再熱除湿は部屋を一回温めなおしているから電気代が高いようです。
私の部屋にある古いエアコンもそうですが、リモコンに「ドライ」としかない場合があります。
弱冷房除湿なのか再熱除湿なのかについては取扱い説明書にも書かれていないことが多いですが、明記がない場合は弱冷房除湿である可能性が高いようです。
まとめ おススメの冷房とドライの使い分け方
冷房とドライの違いや電気代について紹介しました。
快適さでも費用面でも、ドライを使わないのはもったいないですね!
私の個人的な併用方法を紹介しますと、
暑くてエアコンを起動させる時はまず「冷房」をつけます。設定は26度で。
一気に冷やして、なんかちょっと肌寒いなって感じたら、温度は27度に上げて「ドライ」に切りかえます。
これで大抵の場合は快適に過ごせます。
電気代も安くなるのでおススメです。
扇風機を併用すると、もう少し高い温度設定でも涼しかったりと、色々工夫ができますので、自分に合った方法を探してみてくださいね(^^)/