この記事では、競技人口が少ないスポーツランキングをご紹介します。
「スポーツ競技人口ランキング日本&世界」の記事では競技人口が多いスポーツをランキング式でご紹介しました。
そこで、逆に競技人口が少ないスポーツは何だろう?ということになり、さっそく調べてみました。種目はオリンピックに選ばれているものからの選出です。
さすがにマイナースポーツの世界の競技人口を正確に調べるのは難しかったので、今回は日本のランキングになります。
また、データ元は1つだけではなく、各競技協会等のデータを引用させて頂きましたので、競技人口として数えるかどうかの条件などで多少のズレはあると思います。
「目安」として読んで頂けたら幸いです。
目次
競技人口が少ないスポーツランキング
夏季冬季あわせて種目が300以上あるオリンピック。日本での競技人口についてご紹介します。
「競技人口が少ないランキング」はこちらです。
順位 | 競技 | 競技人口 |
1位 | 近代五種 | 約40人 |
2位 | 女子ラグビー | 約3000人 |
3位 | 馬術 | 約6000人 |
4位 | ライフル射撃(ピストル含む) | 約6500人 |
5位 | セーリング | 約10000人 |
なんせオリンピックは300種目以上ありますので、日本には競技者がいないスポーツやチェックもれがあると思います。ご容赦ください。
「近代五種」など、なんだこれ?というスポーツもありますね。ランクインした競技について詳しくご紹介します。
1位 近代五種(競技人口約40人)
近代五種とは、1人で射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの5競技の総合得点を競うスポーツです。
1人でできる近代スポーツで競って、人類最強は誰だ?決定戦みたいですね。
由来を調べてみると、
19世紀、ナポレオン時代のフランスで、敵陣を突っ切って自軍まで戦果を報告することを命令されたフランスの騎兵将校が、馬で敵陣に乗り込み(馬術)、途中の敵を銃と剣で討ち倒し(射撃・フェンシング)、川を泳いで渡り(水泳)、丘を越えて走りぬけた(ランニング / クロスカントリー)、という故事を元に(以下略)
とんでもないサバイバルですね。
さて、その近代五種の競技人口は約40人。もはや皆顔見知りか?というレベルです。
射撃と馬術は参加のハードルが高い(お金がかかる)ため、競技人口はかなり少ないです。
また、競技施設の移動があるためオリンピックの生中継が難しく、知名度が低い一因になっています。
2位 女子ラグビー(競技人口約3000人)
画像はWikipediaより引用
男子代表チームの活躍もあって、近年人気上昇中のラグビー。
実は女子ラグビーも競技人口が増えています。
オリンピック種目に女子ラグビーが採用されたのは2016年のリオオリンピック。
「日本ラグビーフットボール協会」によると、女子ラグビーは1988年に加盟チームが15チーム、2012年には競技人口が約2300人まで増えました。
現在確認できた情報では、競技人口が約3000人です。
私はラグビーをやったことはないのですが、かなりハードなスポーツだということは想像できます。
ラグビーを日本語で書くと「闘球」。まさに戦いですね。
3位 馬術(競技人口約6000人)
Wikipediaより引用
「日本馬術連盟」の登録会員数は約6000人ですが、実際の競技人口は約1000人位のようです。
月1回だけ、3か月に1回だけなど、どこまでを競技人口とするかで数字が大きく変わりそうな競技です。
オリンピックでの競技種目は、個人・団体・障害などの組み合わせで、合わせて6種目行われます。
当たり前ですが、馬が必要なのでお金がかかります。
馬に乗れるってなんかカッコいいですよねー!いつか私も乗ってみたいです。
4位 ライフル射撃(競技人口約6500人)
普段から射撃に興味がない人からするとちょっとややこしい競技です。
オリンピックで「射撃」という種目は大きく分けて2つあります。
- クレー射撃(約12万人)
- ライフル射撃(約6500人)
クレー射撃は的が飛んでいるところを当てる競技で、ライフル射撃は動かない的を当てる競技です。※おおざっぱな説明です。
ライフル射撃の中でさらに、
- ライフル
- エアーピストル(空気銃)
- ピストル(装薬銃)
とあります。
ライフルの競技人口は約6000人、エアーピストルは約500人、ピストルは約30人です。
エアーピストルは国の規定で「国内で18歳以上500人まで」と定められているため、最高でも500人です。
枠は満の状態が続いており、順番待ちの状態だそうです。
ピストルはもっと厳しく、枠が50人と少ない上に、一定以上の腕がないとダメらしく、実際の競技人口は枠の約半分とのことです。
実際には20人~30人?
比較的体力を必要としない競技なので、競技人口の年齢層は高めです。
5位 セーリング(競技人口約10000人)
Wikipediaより引用
昔は「ヨット」と呼ばれていたので、セーリングよりもヨットと言ったほうが馴染みがあるかもしれないスポーツです。
日本の競技人口は約10000人ほど、タレントのタモリさんがセーリング好きで知られています。
さいごに マイナー競技はお金がかかる
オリンピック採用種目の中で、日本で競技人口が少ないスポーツをご紹介しました。
近代五種をはじめ、射撃、セーリング、馬術とお金がかかる競技ばかりです。
お金と時間がないと本気で取り組めるスポーツではないので、その分競技人口が少ないのでしょう。
もっとたくさんの人が気軽にできたらいいのですが、なかなか難しそうですね。
他にもスポーツ関連のランキングを書きましたので、よかったら合わせてお読みください。